ドラマの中の英語

The name of the game is communication

for old times' sake / 昔のよしみで

for one's sakeは”〜に免じて”と言う意味で習ったと思います。for the sake ofで言い換えるとか暗記した記憶が・・・。海外ドラマではこのoneの場所に特別な単語が入る表現が非常によく使われます。oneだから人間が入るのが常ですが、今回のはold timesという無生物語で、意味は何と”昔のよしみに免じて”になります。数十年ぶりにあった知人が帰ろうとして「昔のよしみに免じて一杯付き合えよ」とかそんな感じ。海外ドラマの中での使われ方を見ていきましょう。

Friends

Friendsのこのエピソードは記憶に残っている方も多いのでは? ジョーイは出演ドラマの続編が決まって昔のつてで回ってきた他のドラマのオーディションをすっぽかします。しかし案の定、続編は煙と消え困ったジョーイ。すっぽかしたドラマのキャスティング担当にFor old times' sakeで泣きつきます。

ジョーイ: I'm really sorry about before. I was an idiot, thinking I'm too big to audition for you. Give me another chance.

キャスト担当: I can't.

ジョーイ: Wait, Terry, please! Look, I just lost my other job, okay? You have no idea how much I need this. Please, help me out. For old times' sake.

Friends/Season 7/Episode 4

Breaking Bad

ウォルターがメス作りを再び始めると聞いて、ソウルはマネロンを引き受けると言い出します。昔のよしみで12%取り分でお願いしてもウォルターは5%を譲ろうとはしません。

ソウル: You're gonna need that money laundered. I mean, of course. What was our deal before? Seventeen percent. That's a shade high. Let's settle on an even 15. That's a nice round number.

ウォルター: Five percent.

ソウル: Fourteen's fair.

ウォルター: Five.

ソウル: Thirteen.

ウォルター: Five.

ソウル: Twelve. For old times' sake, 12.

ウォルター: Five.

Breaking Bad/Season 3/Episode 5

Better Call Saul

こちらはSaulから時代は遡ってまだジミーの頃です。兄の家に不法侵入しテープを破壊したことで警察に捕まったジミーは、同じく底辺の人々を担当していた弁護士に署内で偶然会います。弁護するはずの弁護士が弁護される側なのでからかわれるジミー。昔のよしみでthrow the book at meしたくないかと言います。ここで、throw the bookは”厳しく罰する”という意味です。

ジミー: Don't you wanna throw the book at me for old times' sake?

Better Call Saul/Season 3/Episode 3

まとめ

表記はfor old times' sakeとfor old time's sake両方ありますが、前者のほうがかなり出現率が大きいです。でもよく考えたら、字幕なんだからこれ字幕者の好みに依存しているだけですね(笑)