ドラマの中の英語

The name of the game is communication

throw someone under the bus / (自分の利益のため)仲間を犠牲にする

throw someone under the busは最初聞いた時は辞書もひかずに、誰かをバスの下に投げ込む→危険に曝す、という意味で取ってたんですけど、辞書をひいてビックリ。「仲間を犠牲にする」でした。どこからそんな意味が出てきたのでしょうかね。スケープゴートが類語らしいのですが、このthrow someone under the busは自分との関係が親密な人を犠牲にする点が異なるようです。そこで、海外ドラマでの実例を見ながら、どのくらい近い人を裏切っているか確認したいと思います。

The Big Bang Theoryでは夫婦

子供を作りたくないバーナデットは、実の父親には夫のハワードが子供嫌いだからと嘘を付いていました。それがバレてしまった後の夫婦の会話からです。夫を犠牲にすることで自分を守っていることから、ハワードは表題のthrow someone under the busを使っていますね。夫婦間なので親密さはMAXです。

バーナデット: "I told my dad that you were the one who didn't want kids because I didn't want to disappoint him."

ハワード: "But you were okay throwing me under the bus?"

バーナデット: "Turns out yeah, I didn't think twice about it."

The Big Bang Theory/Season 9/Episode 7

 HomelandではFBI仲間

CIAキャリーとFBIは容疑者を追いましたがモスクの中に逃げ込まれます。そこであろうことかFBIは銃撃を開始し、礼拝に来ていた一般人を殺してしまいます。モスク信者たちはプロテストを大々的に開始。キャリーは容疑者を追うためにはそのモスクの長老の協力が欠かせないと知り、FBIのボスに謝るよう説得に行きます。しかし逆に、俺が部下を犠牲にするつもりがあると思っているなら頭いかれてるぞ、と拒否されてしまいます。

Accidentally, he drops two civilians in the crossfire. Shit happens. But if you think that I or the bureau are gonna let the CIA come in and throw any of my guys under the bus, you're fucking high.

Homeland/Season 1/Episode 9

The Good Placeではご近所さん

アーキテクトのマイケルは引退を決意。なんとかそれを阻止したいエレノアは、タハーニを犠牲にすることで何とかできるのではと考えます。マイケルが救えて、ムカつくタハーニを犠牲にし、さらにタハーニの家もゲットできそうということで、一石三鳥と自分で盛り上がります。うまくいくのでしょうか。ここでエレノアとタハーニは近所に住む隣人同士で、それほど親友というほどでもないですが、この場所に住んでいる他の住人よりは親密です。

Or option c-- continue to lie about myself and find a way to save Michael. Can we somehow throw Tahani under the bus? That would be a classic "two birds with one stone" scenario. Plus, I'd get her house. Three birds.

The Good Place/Season 1/Episode 7

まとめ

面白い表現のthrow someone under the busは仲間を犠牲にするという意味のイディオムでした。裏切る人との親密さは、平均すれば友達以上と言う感じでしょうか。この表現は手元の字幕DBだと40ほどヒットするので、まあまあ使われていると言えると思います。TBBTの例のように、自分が助かるため親友に罪を被せるのが典型的パターンでしょうか。