ドラマの中の英語

英語を話せるように日々勉強ならぬ視聴の日々

one's speed / 趣味に合う物

「○○は私の趣味に合う・合わない」という言い方がありますが、英語ではone's speedがそれに当たるようです。日本語の「趣味に合う」のニュアンスは、理由は無いけれどなんとなく自分に合ってる、と言う感じでしょうか。英語の意味もそんな感じなのかどうか、海外ドラマの実際のシーンで調べてみたいと思います。

The Big Bang Theory

ハワードのカードマジックの種が分からず悩んでいるシェルドンに対し、ハワードはこっちの方が君には合ってるんじゃない?と鉛筆を上下に揺らし始めます。そして一言「鉛筆が曲がってるぞー」と茶化します。このシーンはまさしく「趣味に合ってる」とピッタシ一致しますね。

I have some remedial magic tricks that might be more your speed. Like, oh, look. The pencil's rubber.

The Big Bang Theory/Season 4/Episode 18

↓3:20あたりから。ちなみにこのマジックネタは相当面白いので、全部見ることをオススメします。

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Prison Break

スークレの行方が分からなくなり困り果てたFBIの元で働くベルリックは最後の手段に出ます。それは、スークレの親類で囚人のマンシェから情報を引き出すこと。緩い刑務所への移管を餌に、情報を引き出そうとします。「テニスはやったことなさそうだが、こっちはより趣味に合ってるんじゃないかな」と言って、移管先刑務所の最新設備を写真で見せます。トドメは、「枕より柔らかいものは警備員だけ」と、設備だけでなく規律も緩いことを示唆し、情報を迫ります。

ベルリック: "You don't look like you play too much tennis, Manche. This is probably more your speed. Entertainment center. Wide-screen plasma. Pinball. Pool table."

マンシェ: "What the hell is this?"

ベルリック: "Your future. At Kankakee Minimum Security Correctional Center where the only thing softer than the pillows are the guards."

Prison Break/Season 2/Episode 18

Glee

ニューヨークに出てきてレイチェルとリハーサルで歌い上げたサンタナは、「ケンタッキーにすぐ戻る必要は無い」と言って「ニューヨークはより私の趣味に合う」と続けます。ニューヨークを気に入ったみたいですね。さて、ここまでで既に気付いた方がいられるかもしれませんが、今までの例は全てmoreが付いてます。本当に偶然なんですが。調べてみると、確かにmoreと相性の良い表現っぽいですね。

I'm in no rush to get back to Kentucky. I think I could get used to it here in New York. It's more my speed.

Glee/Season 4/Episode 12

Mentalist

メンタリストの最終話の一つ前のエピソードでは、チョウと同僚の会話から。同僚がソルトレイクへの異動をチョウへ打ち明けます。デスクワークだけど、自分の肌に合ってるって感じでしょうか。あれ? ここでもmoreですね。

チョウ: "Something on your mind?"

同僚: "No. Actually, yes. Someone might get in touch with you about me requesting a transfer. I just wanted you to hear it from me first."

チョウ: "A transfer where?"

同僚: "Salt Lake. Office there is starting a cyber-crime initiative. They're looking for people. It's desk work, but it's more my speed, I think."

Mentalist/Season 7/Episode 12

まとめ

one's speedは「○○の趣味に合う」としましたが、肌に合うとかしっくり来るとかそんなニュアンスみたいです。TBBTでは、皮肉的に小難しいマジックより鉛筆曲げる方が君には合ってると言い、Mentalistではデスクワークの方が自分には合ってるというわけでした。偶然moreが連続しましたが、普通のパターンや否定形もしっかり存在します。ただ、紹介するのが背景説明などで面倒くさいので今回の4シーンになりました。ちなみに、似た表現で思い付くのが one's cup of tea でしょうか。同じ所有格だし。でもone's cup of teaが単なる好みなのに対し、こっちは使われてるシーンを見ると、なんかフィット感がある気がします。

speedはup to speedの時もそうでしたが、なんでこういう意味が出てくるのか、よく分かりません。

up to speed / 最新状況を把握して - ドラマの中の英語