ドラマの中の英語

英語を話せるように日々勉強ならぬ視聴の日々

not much of a / 大した○○ではない

このnot much of aは大したもんじゃないという意味でよく使われます。こう書くと謙遜として使われそうですが(例えばお土産を渡す時に大したものではないと)、そういう方向では使われない感じ。どちらかと言うと、何かをしない時の言い訳的に使われるパターンが多いです。これはこの後実際の使用例で確認します。なお、使い方は名詞の前に付けるだけ。それでは海外番組から使われてるシーンをピックアップして紹介します。

Breaking Badではmovie guy

全ての悪事がバレて全国手配されたウォルターは、ソールと一緒に逃がし屋のおじちゃんに頼ります。ウォルターを連れて人里離れた雪山のロッジに来たおじちゃんは、テレビも映らない可能性があるからDVDが最大の暇つぶしと言いますが、ウォルターはでもDVD2枚しか無い、しかもセレクションが酷いと不満の様子。おじちゃんは、自分は大したmovie guyでないからと言い訳をし、観たいのがあるなら購入リストに書いとけと言います。not much of aの後にはこんな風に人を意味する名詞がよく来て、自分は大した○○でない(のでやらない)と言うパターンが多いです。

逃がし屋: I'm not much of a movie guy.

Breaking Bad/Season 5/Episode 15

The Big Bang Theoryではdancer

親戚の結婚式にレナードを連れてきたエイミーはレナードをダンスに誘います。レナードはI'm not much of a dancerと乗り気じゃないことを伝えますが、私がリードするからと、手を引っ張られて連れて行かれます。 ここでもnot much of aの後が人のパターンです。ここのレナードはダンスが得意で謙遜して「大したダンサーではない」と言っているわけでなく、下手くそだから本心でやりたくないんですね。でも直接踊りたくないと言うのはせっかく誘ってくれてるのに失礼なので、not much of aで遠回しに言っています。

エイミー: We just had a lovely meal. The band is on fire. And you're sitting next to a beautiful woman wearing whorish makeup. Why don't we head out on the floor and see if I can sweat through these dress shields?

レナード: Once again, I'm really not much of a dancer.

エイミー: Don't worry, I'll lead.

The Big Bang Theory/Season 5/Episode 3

Gilmore Girlsではsurprise

ルークとルーク妹の会話から。妹は予想していたのか、ルークとローレライが別れたのは大した驚きではないとします。理由は同期してなかったから。it's not surprisingを言い直してnot much of a surpriseと言ってることからも分かるように、驚きの程度が小さかった事実を述べてるだけです。

ルーク妹: So it's not surprising, you know?

ルーク: What's not?

ルーク妹: You and Lorelai breaking up. I mean, that's not much of a surprise.

ルーク: Yeah. I don't know.

ルーク妹: I mean, I love Lorelai, but the two of you were...

ルーク: Were what?

ルーク妹: You were never in sync.

Gilmore Girls/Season 7/Episode 2

2 Broke Girlsではhack

雇い主ハンのコンピューターに侵入してアマゾンでタンポン大量買したマックスにハンはハッキングだと激怒。キャロラインはマックスを擁護して、「パスワードがHanstoppableなら大したハッキングではない」とnot much of aを使って述べてます。ここではunstoppableと掛かっているわけですね。2 Broke Girlsはこういう細かい見逃しそうなネタが結構あるので好きです。

キャロライン: Not much of a hack when the password is "Hanstoppable."

2 Broke Girls/Season 5/Episode 7

まとめ

「not much of a / 大した○○ではない」みたいな言い回しを是非とも覚えて実際の会話で使いたいですね。イディオムよりも使用範囲が広い感じです。カラオケ行って歌いたくなかったら、not much of a singerと言えば下手くそだから勘弁して的なニュアンスが出せそうです。ちょうど、TBBTのレナードのように。無生物語に使われる時は、程度が小さいことを表しているだけです。0じゃないけど、10/100くらいでしょうか? でもパスワードHanstoppableを推測できるのは大したもんだと思うのは私だけ?(笑)