ドラマの中の英語

The name of the game is communication

fall into the wrong hands / 悪者の手に渡る

fall into the wrong handsは、機密情報から核弾頭ミサイル、軍事衛星のコントロール権限までなんであれ、本来の担当者の手ではなく、違う人(通常悪の組織)の手に渡ってしまうこと。こうならないように、映画やドラマの中では正義の味方が頑張ってますし、渡ってしまったとしても、取り戻すべく必至に努力する様子が1エピソードになったりします。それでは、海外ドラマでの使われ方を見てみたいと思います。

Homelandから

自身の身が危険になったため、愛娘にビデオを残すキャリー。しかし、途中でクインに録画を止められてしまいます。あなたの元へ必ず戻るとは母親としては当然のセリフですが、クインに言わせれば、このビデオが敵に渡ってしまうとキャリーが生きてることがバレてしまい終わりになる。だからダイイング・メッセージにしろと言うわけで、母親としては辛い状況。ここで、fuckedは敵に(性的ではなく)やられると言う意味ですが、F-wordですのでどうしても使いたい時はscrewedが良いでしょう。

キャリー(カメラに向かって): But, honey, something happened, and it wasn't safe for me to be with you. But I am doing everything that I can to get-

キャリー: What are you doing?

クイン: If you're doing everything you can to get back to her, then you're still alive.

キャリー: So?

クイン: So if this falls into the wrong hands, you're fucked.

Homeland/Season 5/Episode 4

Prison Breakから

副大統領の元汚い仕事をこなす特別捜査官のケラーマンとヘイル。しかし、ヘイルは仕事内容や家庭のこともあり、逃げ出すことを決意。今までしてきた悪事を3ページのレポートにまとめ、対立してる弁護士に渡そうとします。しかし、直前に相棒のケラーマンが拳銃片手に現れるのが次のシーン。レポートに自分の名前を見つけ苛立ちを隠さなくなるケラーマン。このシーンでは、こいつら元々悪者ですので、悪者の手に渡ると訳すと少しおかしいですね。第三者とかが適切でしょうか。関係ないですけど、13 Reasons Whyのクレイって、Prison Breakで若い時のマイケルやってたんですね、へえ。今知りました。

ケラーマン: It's amazing. You've got it all on only... Three pages. You know what would happen if this fell into the wrong hands? You named me? Right there along with the rest of them?

Prison Break/Season 1/Episode 13

2 Broke Girlsから

ダイナーのオーナーハンが日曜日にダイナーを閉めると宣言します。従業員のみんなは仕事などやってられるかと、店の貴重品を漁りだします。そんな折、料理人のオレッグはメニューをシュレッダーにかけだします。曰く、こんなメニューが世間に出てはまずい。ということは、相当ヤバイメニューということですね(笑) 自分の名誉に関わるからなのか、道義的責任を感じているのかは不明ですが・・・。結局ハンの英語力の無さが招いた勘違いでした。

オレッグ: I don't want our meat order to fall into the wrong hands.

ハン: No, you pile of felons. I'm closing the diner for Sunday only.

2 Broke Girls/Season 6/Episode 18

まとめ

wrong handsの訳をブログタイトル上は「悪者の手」としましたが、Prison Breakや2 Broke Girlsを見ると、見せたくない第三者の手に渡る、という意味でも普通に使われてますね。皆さんの押し入れのダンボール奥底に眠っている青春時代の日記なんかは、まさしく fall into the wrong hands になっては困る代物と言えるかもしれません(笑) 個人情報以外にも、世の中第三者に渡っては困るものだらけですから、ライティングテストなんかで活躍しそうな表現です。