ドラマの中の英語

英語を話せるように日々勉強ならぬ視聴の日々

Tangled: The Series 第一話を本気で視聴してみた

海外番組を愉しむと同時に英語を勉強するときのコツって、全部を知ろうとしないこと。6,7割分かればOKという寛容な心境に到れるかどうかなんですけど、どうも最初はわからない単語が出て来るその都度調べて・・・とやって30分の番組を視聴するのに3,4時間かかってしまうなんてのもザラですよね。実際自分もそうでしたし。しかも、状況やコンテキストからだいたい内容を推測できても、ちゃんと100%訳された日本語訳を求めてしまう。最近ふと感じたんです、これって学校の英語の授業の影響なのかなって。英語の授業って教科書の英文一字一句平等に全て入念に取り上げていく感じですからね。そして、先生が口頭でその文の日本語訳を言うと、一心不乱にノートにそれを書き写していく生徒たち・・・。なんかその刷り込まれた学習法を無意識に海外番組視聴にも当てはめようとしてしまっているのでは、と。

という前置きをしておきながらアレですが、今回は自分も海外ドラマ視聴し始めた頃の初心(?!)に戻って、カウチでだらだらではなく、モニターの前にノートを置いてペンを握りしめ正座する気持ちで、以前紹介した Tangled: The Series - ドラマの中の英語 のエピソード1を目を皿にして視聴してみました。計4回も繰り返し視聴しましたので、細かい部分までチェック完了。そこで、このエピソードから気になった表現をピックアップしていきます。

王様: You do recall my last conversation with Rapunzel didn't go quite as I had hoped?

外出禁止になったラプンツェルは父親とここ一週間口を利いていません。王様の方は関係を修復したいのですが、最後に交わした会話を思い起こすとそうはなかなか行きません。そのことをお妃に話すのがこのセリフ。 これ聞いてると一瞬こんがらがりますね。最初、会話を覚えているか?と聞いているのかと思ったら、didn'tが出てきて、会話が思ったほどうまく行かなかったこと、となるので。recallの後ろにthatが省略されているんですね。


カサブランカ: I know this is a lot to ask, but I can't risk it.

ラプンツェルの髪が元に戻った理由をユージーンに話したいラプンツェル。しかし、カサブランカは自分がその件に一枚噛んでいることから止めてと頼み込みます。その時のセリフがこれ。 姫君に家臣がお願いしてるんだからa lot to askで「ずいぶんなお願い」。それを重々承知してるけれども、話さないで欲しいというわけですね。ユージーンが王様に話しちゃうかもしれないし。ここでriskを動詞として使っているのが面白い。危険を犯せない。バレたらクビが飛ぶんですから。


カサブランカ: You have a big mouth!

カサンドラはユージーンを信用してません。なぜなら・・・がこのセリフ。ユージーン本人に直接言ってます。 ビッグマウスは既に日本語になってますね。大口を叩くこと。あら、日本語とそっくりな表現(笑)


ユージーン: Name one time I brew a secret. (中略) I said one time!

これも海外ドラマでよくあるセリフ。一つ例を挙げてみろと言われて、たくさん例を挙げられた時に、一つと言っただろ、と逆ギレする。


ユージーン: A veritable cornucopia of confidants, who trust me implicitly and would gladly divulge their innermost secrets.

森の酒場Snuggly Ducklingにやってきたユージーンは、旧友の面々を上記セリフで例えます。 veritableが本物の、cornucopiaは宝庫、confidantsはなんでも話せる親友。 divulgeは打ち明ける、innermostは心の奥底。 こういう小難しくしてるセリフって、同じようなことを大仰に言ってるだけのことが多い。これなんかは単語の意味わからなくても、秘密を共有する友人を探しに来た+悪党共に呼びかけている場面+who trust meで言ってる大まかな内容は予測可能です。


ラプンツェル: Do you think he'll have one of those pointy hats, and, like, a robe and a staff and cast spells?

髪をどうにかできないかと悩むラプンツェルに、ユージーンは知り合いの魔法使いのところへ相談しに行ってはと勧めます。それを聞いたラプンツェルはカメレオンのパスカルに、典型的な魔法使い像を描いてみせます。 こういうステレオタイプって意外に重要ですね。ステレオタイプ=みんなが心に浮かべることなので、pointy hatなんかの関連ボキャブラリーは覚えるのが簡単です。ちなみにstaffは杖のことで、これも典型的な魔法使いの姿。


ヴァリアン: I mean, technically, it's not magic. It's alchemy, but... yeah... don't... don't sweat it.

魔法使いの元へ訪れますが、その人物は想像とかけ離れた、自分は錬金術師と言う少年でした。not sweat it は、心配するな、怖がるなですね。


ヴァリアン: Your highness.

ラプンツェル: Oh, please. Just Rapunzel.

Your highnessは殿下という意味で、そういう身分が高い人への呼び掛け。それを居心地が悪く感じるラプンツェルは、Oh, please.と「よして」と言います。pleaseなのに「止めて」になるんですね。


ラプンツェル: Huh... that used to work.

ヴァリアン: Well, silver lining We've acquired some critical data about your hair. It no longer possesses its legendary healing power.

歌を歌っても輝かないラプンツェルの髪。ヴァリアンはsilver liningとあくまでもポジティブです。これは、希望の光という意味。silver liningで画像検索すれば元々の意味は一発で分かります。


ヴァリアン: Ha! Oh, sorry. Yeah, I... I meant done with the first test. But don't worry, only 86 more to go!

ラプンツェルの髪を科学的に分析しだすヴァリアン。実験が終わったかと思いきや、最初のテストでした。86 more to goと残り86もあるそうです。この数字+more to goもよく聞く表現。


ヴァリアン: Now, Rapunzel, I know my tests have been a pain in the hm-hm.

実験をすすめるヴァリアン。assと言いかけてラプンツェルの前なので言いよどみます。


ユージーン: What the hair?

実験は大爆発で大失敗。しかし、ラプンツェルの髪に守られて助かるラプンツェルとユージーン。ここのユージーンも、驚きをhellとかfackではなくhairと髪つながりで言ってます。


ラプンツェル: The night before, Cass kinda helped me break out of Corona.

ユージーン: Ohhh, I knew it!

秘密は良くないと理解し、ユージーンに髪が戻った秘密を打ち明けるラプンツェル。子供向けあって教訓が最後に出てきます。I knew it.とユージーンは予想していたと言わんばかり。これも頻繁に出てくる表現。確信はないけど知ってた推測してた時に言う感じ。

まとめ

細かく番組見てみると、普段はあまり意識しない表現が見えてきて面白いですね。これでも、4割は省いたくらいですし。でも、流石にこれを毎回はきついし、逆に見る気がなくなってしまいますので、たまにがいいと思いました。