ドラマの中の英語

英語を話せるように日々勉強ならぬ視聴の日々

Don't "直前の呼びかけ" me!

以前This Is UsのNagasakiやザッカーバーグでやったように、基本、英語は固有名詞はなんでも動詞になりえます。その固有名詞が持っているニュアンスが動詞化するんですね。でも、海外ドラマでよく出る表題の「Don't "直前の呼びかけ" me!」は固有名詞の場合でも、ちょっとニュアンスが違います。百聞は一見にしかず。実際のドラマでの使われ方を見て、どんなニュアンスなのかを見てみたいと思います。

Rick and Mortyから

神アニメRick and Mortyからは、父親とリックが出かけてる際に、姉が巨大化し赤ん坊に戻ってしまったエピソードから。母親は自分の力で解決を図ろうとマシーンのサポートセンターに問い合わせるも梨の礫。モーティーは母のスマホを叩き、壊し怒りを爆発させるのが次の場面。母が「モーティー」とスマホを叩き壊した事を非難するのに対し、僕に「モーティー」するなと辛辣です。説教するなって感じですね。責任感のない大人に説教はされたくないモーティーです。

モーティー母: Morty!

モーティー: Don't "Morty" me! I tricked Rick into taking Dad on an adventure because I thought I could get a break from this kind of shit but no! Like father, like Goddamn daughter! You want to be like Rick, congratulations! You're just as arrogant and just as irresponsible!

Rick and Morty/Season 3/Episode 5

The Big Bang Theoryから

ペニーが製薬会社の自社製品猛勉強回。ペニー、バーナデット、エイミーで週末ベガスに遊びに行きますが、ペニーは勉強しなくてはならず、ホテルに缶詰。ペニー無しの夜をバーで楽しむエイミーとバーナデットの二人のシーンから。エイミーがあなたの体はbangin(美味しそう)と言うと、バーナデットは満更でもない感じで、「Amyったら、やだ」と言います。Don't "Amy" me.と返すエイミーです。ここでは、せっかくのベガスの夜は無礼講で行こうと、「やだエイミーったら」は無し、と言っているんですね。

エイミー: But enough about Penny. Let's talk about us. We're looking good. We are... better than good. I mean, look at you. Your body's bangin'!

バーナデット: Amy!

エイミー: Don't "Amy" me.

The Big Bang Theory/Season 8/Episode 5

Breaking Bad

メスビジネスを手がけていたガスが殺され、関わっていた関係者も逮捕されます。一網打尽を目論む捜査当局に対し、マイクは関係者の引き締めに余念がありません。しかし、関係者の仲違いでチョウが殺されたことから、一枚岩と見えた組織に亀裂が入ったように見えます。マイクは、留置されている関係者の一人の元へ訪れ、状況を説明。OKと答える関係者に、俺に「OK」するなと言います。事が思い通り行かず苛つくマイクです。このように、固有名詞でなくても、返答そのものも使うことが出来ます。

マイク: You hear about Chow?

関係者の一人: Yeah, people say he skipped town.

マイク: He's dead. It wasn't me. It wasn't a message. It wasn't payback. It was a mistake made by a third party who has since been dealt with. You got it?

関係者の一人: Yeah.

マイク: Second thing. The deal you had with Fring, it's still in place.

関係者の一人: Okay.

マイク: Don't "okay" me.

Breaking Bad/Season 5/Episode 3

まとめ

これが使われる時はほとんど、モーティーのように怒ったり脅す場合が多いですが、TBBTのエイミーのように、この場ではそれは無し、という和やかな感じでも使われます。一応、違いは話し方なんかで一目瞭然ですが。

他の例も挙げると、

Don't "ma'am" me, darling.

Castle/Season 8/Episode 6


Don't you "eh" me.

Psych/Season 2/Episode 5


Don't "aw" me.

Better Call Saul/Season 1/Episode 6

等があります。このように海外ドラマでは結構使われる印象です。日本語で例えると、親が子供を叱っていて、子供が「だって」と言い訳したら、「だってもあさってもない」と言い返す感じはどうでしょう? Don't だって me!