ドラマの中の英語

The name of the game is communication

catch / 裏、罠、落とし穴

catchについてはいろいろ紹介したい表現があるのですが(catch-22とか)、ここではcatchそれ自体にフォーカスして、よく海外ドラマで使われる意外性のある意味を紹介します。それがこの「裏」です。と言っても、物理的な裏ではなく、話の裏と言う意味。例えば、「この封筒をポストに投函してくれたら一万円あげる」と言われたとしましょう。普通の人は、そんな美味しい話があるわけ無いと知ってるので、裏に何かあるのでは? 罠があるのでは?と考えるはずです。この「裏」が英語ではcatchです。ありがちな表現は、美味しい話を聞いた後に

What's the catch?

と聞くパターン。裏に何があるんだ?と聞いてるわけですね。それでは、海外番組の中から、この裏の意味でのcatchの使われ方を見ていきます。

The Big Bang Theoryから

スチュアートのコミック屋が家事で燃えてしまいます。寝る場所も仕事も失くしたスチュアートに、ハワードは仕事のオファーをします。辱めや口頭での虐待もあるというその仕事(ハワードの母親の世話)ですが、スチュアートはといえば、So what's the catch?と、そんなことはお構いなし。ここで面白いのは、スチュアートがもっと凄いことが裏にあると考えている点。そんなことはないので、当然のごとく、この後母親と仲良くなるスチュアートです。

ハワード: Hang on. I know a place you can stay and earn some money at the same time.

スチュアート: Great.

ハワード: I just have to warn you, it'll involve humiliation, degradation and verbal abuse.

スチュアート: So what's the catch?

The Big Bang Theory/Season 7/Episode 24

Nathan for Youから

一部でカルト的人気の番組Nathan for Youからは、ブラインドデート回から。Nathanは番組スタッフの明らかにモテそうにない男に、番組の企画として、美女とのデートをセッティングします。以下はそのスタッフとの会話から。実はcatchがあると告白してから、番組スポンサーのファーストフード店Quiznosでデートする必要があることを告げます。Quiznosがスポンサードしなければこの企画はなかったわけですから・・・。でも、デートがファーストフードってどうなのよ? しかも、いざデートが始まると、番組上、会話のいたるところにQuiznosの宣伝を入れなくてはなりません。さて、デートの行方はどうなるのでしょうか?

ネイサン: There's a catch.

番組スタッフ: What's the catch?

ネイサン: One of the sponsors of the show is quiznos. Um, this isn't a joke, but they are making us do this at one of their restaurants.

番組スタッフ: Okay.

ネイサン: So would you be willing to do your date at a quiznos?

Nathan for You/Season 1/Episode 8

↓実際のデートのシーンがYoutubeにありました

www.youtube.com

Monkから

モンクと助手のナタリーは信号待ちの間、おしゃべりしています。ナタリーが言った「あなたの髪型が好き」という褒め言葉に、What's the catch?と、裏に何があるんだ、褒めても何も出てこないぜと言わんばかりのモンク。ナタリーの方は、catchなんて何もなくて、ただモンクの新しい髪型が気に入ってるだけと説明しますが・・・。現実世界にモンクみたいな人居たら大変ですね(笑)

モンク: You like my hair.

ナタリー: Yeah. I like your new haircut. I think he did a good job.

モンク: What's the catch?

ナタリー: There's no catch. I think it looks good.

Monk/Season 7/Episode 12

まとめ

うまい話には裏(catch)があると思え、というのは生きていく上での知恵の一つですが、さすがにモンクの例は行き過ぎでしょう。お世辞に喜んであげるのも、処世訓の一つです。でも、明らかに胡散臭い話、 too good to be true - ドラマの中の英語 ならば、What's the catch?と聞いてみるのも悪くないかもしれません。