ドラマの中の英語

The name of the game is communication

on one's way / 出掛けるところで

on one's way は「途中で」と学校で習ったので、A地点とB地点の中間を移動してるイメージですが、実は「A地点にまだ居てB地点にこれから行く」ことを表現できるのが面白いところ。よくあるのが、FBI捜査官が夜寝てると(これからいざ情事という場合も)、事件の呼び出しを食らうパターン。電話ですぐ現場に来いと上司に言われ、電話口で I'm on my way. と言えば、「出掛けるところ=電話切ったらすぐ出る」というニュアンスになります。多分海外ドラマだと、on one's wayは、この「A地点にいる」パターンの頻度の方が「途中」よりも圧倒的に多いと思います。それでは、どんな感じで使われているのか、実際のドラマのシーンで確認したいと思います。

Gilmore Girlsから

ルークの妹リズの旦那が電話を掛けてきて、子供が生まれそうと大はしゃぎ。ルークは、I'm on my wayと言って、直ちに妹の元へ向かいます。これを「途中」と訳してしまうと、電話が掛かってくる前に既に向かっている事になり、かなり変な感じ。

リズの夫: We're having a baby, baby! It's beautiful! You got to get over here.

ルーク: I'm on my way!

Gilmore Girls/Season 7/Episode 9

Breaking Badから

チンチンベル鳴らしおじさんことサラマンカの老人ホームを手下に見張らせて、復讐の機会を狙っているドラッグカルテルの元締めガス。部下から警察の巡回がなさそうと電話で報告を受けると、I'm on my way.と、老人ホームに向かいます。あんなことになるとも知らずに・・・。

ガスの部下: Police cruiser rolled through an hour ago. Seemed routine. It's just him, alone in his room.

ガス: All right. I'm on my way.

Breaking Bad/Season 4/Episode 13

Gothamから

刑事ゴードンの元に相棒のブロックが電話で手がかりを見つけたと連絡。ゴードンは深夜にもかかわらず、On my way.と言って出て行きます。こんな感じで、主語が省略されることも多々あります。ここで、leadは(事件の)手がかり、糸口の意味。つまり、事件解決に導く物。刑事ドラマでは必須のボキャブラリです。

ブロック: I got a lead. Meet me at Fourth and Grundy in an hour.

ゴードン: On my way.

Gotham/Season 1/Episode 1

まとめ

このon one's wayですが、ざっくり見たところ、だいたい電話口で使われる表現のようですね。あるいは、ショートメッセージでon my wayというのもありました(省略してOMWとも)。もちろん、複数人で向かう場合は (We're) on our way. です。いずれにせよ、行き先にこれから向かうということなので、皆さんも会社の上司(外人)に呼び出された時に使ってみてはいかがでしょうか? ちょっと冗談チックに書いてますが、数年すれば日本でも外国人上司は当たり前の環境かもしれません。