ドラマの中の英語

The name of the game is communication

someone / 誰かさん

someone(somebodyも)って誰だか分からない誰かを言うのに使いますよね。道に鍵が落ちてたら、「誰か」が落としたんでしょうし、臭い匂いが漂ってきたら、「誰か」がおなら(SBD=Silent But Deadly)したんだ、といった具合。通常、その誰かは分からないんですけど、分かるのに(自分の前に当人が居るのに)意図的にsomeone(somebodyも)使うパターンが日常会話ではあります。日本語でもありますよね、母親が機嫌が悪い子供に、「あらあら、誰かさんが癇癪を起こしてるみたいだね」というパターン。この「誰かさん」は当然我が子のことですけど、あえて「誰かさん」と第三者視点になることで、状況から一歩退くことができます。同様の使用例が英語にももちろんあって、それがこのsomeone。早速、海外ドラマの中での使われ方をみてみましょう。

Friendsから

朝起きてジョーイが寝室から出てくると、そこにはジャニスの高笑いが。ジャニスの挨拶にもボソッとぶっきら棒のジョーイに、「誰かさん」は不機嫌パンツを履いてるわね、とジャニスです。朝一からジャニスはきついっすね(笑) ジャニスって個人的に、OMGよりこの高笑いが印象に残ります。

ジャニス: Good morning, Joey.

ジョーイ: Good morning.

ジャニス: Someone's wearing grumpy pants.

Friends/Season 3/Episode 1

Gilmore Girlsから

これはGilmore Girlsの最終話かな。ローリーの大学卒業のパーティーがキャンセルと聞いて、カークは聞いてないよ、といった感じ。しかし、ローレライによると、それは実はいいニュースなんだとか。と言うのも、「誰かさん」が仕事をゲットしたから。当然ここでは、誰かさん=ローリーです。この「誰かさん」と匂わして、あとは本人の口から言わせるパターンは王道ですね。

カーク: Wait a second, did you just say Rory's graduation party is cancelled?

ローレライ: Oh ho, it's good news. Someone got a job.

カーク: What job?

ローリー: I'm gonna be a reporter for an online magazine.

Gilmore Girls/Season 7/Episode 22

Rapunzel's Tangled Adventureから

シーズン1の最終エピソードから。ラプンツェルの誕生日に、お城にはたくさんのプレゼントが集まります。塞ぎ込むラプンツェルを励まそうと、プレゼント会場に彼女を連れてきたユジーンは、手当たり次第プレゼント箱を振って中身を確認します。「誰かさん」はネックレスを手に入れたようです。しかし、プレゼントには罠が隠されているのですが・・・

ユジーン: Look! Look! It's a set of paintbrushes. Someone got a new necklace.

Rapunzel's Tangled Adventure/Season 1/Episode 21

まとめ

今回は第三者視点になれる「someone / 誰かさん」でした。フレンズの例のように、直接 you と言うよりも someone の方が一歩引いた感じになれますね。角が立たないと言うか。同様に一歩引くのは、実はsomeone以外でも簡単に可能です。我が子に向かって「I have cancer」というのではなく、「Your parent has cancer」と言えば、努めて客観的に事実を述べてる感じ。実は、この一歩退くのに最初に気付いたのは、フィリピン留学行ってた時。朝先生に会ったら、Your teacher's getting married.でしたから。この場合は、第一人称「I」を使うのがちょっと恥ずかしかったようです。いずれにせよ、小難しい英単語覚えるより、こういう言い方をマスターしたいです。