ドラマの中の英語

The name of the game is communication

in someone's shoes / 〜の立場になって

英語では、誰かの立場になることをin someone's shoesとその人の靴を履くことで表します。これは非常に英語っぽいイディオムで、海外ドラマでも頻繁に使われます。靴と全く関係ない文脈上にshoesが出てきたら、ほとんどこの意味と言って良いくらい。

そこで、このフレーズが使われている海外番組のシーンを見てみます。

The Big Bang Theoryから

3年前、シェルドンが借りていたDVDをついでに返すの引き受けたレナードは、そのことをすっかり忘れてしまってます。そのことがシェルドンに見つかり、DVDを正式に返すまで罰を与えられます。それが、チクチクするセーターを素肌の上に着ること。シェルドンに言わせると、DVD返し忘れの件は、彼にとっては脳内の痒みみたいなもの。そこで、同じ苦悩をレナードにも与えようとする魂胆です。次のシーンで、そのことをラジ、ハワードに説明するシェルドン。レナードがシェルドンの立場に身を置いているのを、in my metaphorical shoesで説明しています。対して、実際の靴を履くのをin my actual shoesとし、レナードの足が小さくてそれは無理と説明。

シェルドン: Leonard is trying to walk a mile in my metaphorical shoes. He can't walk in my actual shoes. He has the feet of a toddler.

The Big Bang Theory/Season 7/Episode 8

Suitsから

別の弁護士からハーヴィーを説得しろとアドバイスを受けるマイケル。その中で、Ava Hessingtonの身になってみろと言われます。このput oneself in someone's shoesもよくある言い方。その人の立場になって考えてみるってこと。

弁護士: Put yourself in Ava Hessington's shoes.

Suits/Season 3/Episode 6

The Big Bang Theoryから

地質学者バートはエイミーに惚れてますが、エイミーは無碍に断ることができません。そこで、ラジとハワードが手助けするシーン。でも、エイミーがレズビアンという設定で断るのはどうなのよ?w ここのWe've both been in his shoes.は、これだけだと意味が取りにくいかも。自分たちもずっとバートの立場だった。つまり、「ごめんなさい、付き合えない」と断られる側だったということですね。そうすると、レズビアン設定は、彼らが昔受けた断られ方でダメージが少なかったもの、ということが分かります(笑)

ハワード: You want us to talk to him?

エイミー: Really? You would do that?

ラジ: Sure. We've both been in his shoes. We'll let him down with compassion and respect.

エイミー: Thank you.

ハワード: Let's go.

ラジ: So we tell him she's a lesbian, right?

ハワード: Of course we tell him she's a lesbian.

The Big Bang Theory/Season 7/Episode 13

まとめ

今回は相手の立場になるin someone's shoesでした。調べるとこれに関連した表現がたくさん出てきます。実際、シェルドンが使ったwalk a mile in someone's shoesも辞書に載ってますね。でも基本はin someone's shoesです。

それにしても、なんで靴? 靴が大量生産されない、各個人に合わせて手作りする時代では、その人の履く靴がその人の職業や社会的地位まで表していたんでしょうか? でも、現実的には、他人の靴を履くのはかなり抵抗感ありますけどね。水虫あったら嫌だし(笑)