ドラマの中の英語

The name of the game is communication

make a hole

先日紹介した流行を意味するthingが何故か検索エンジン経由で注目を集め、一日の訪問者数が一気に5倍くらいになりましたけど、この現象面白いですね。だって、thingのことを書いた記事がプチthingになったんですから(笑)

become a thing / 流行・現象・習慣になる - ドラマの中の英語

それはさておき、今日のネタはmake a holeです。文字通りの意味は穴を開けるですが、海外ドラマではある特定のシチュエーションで聞くことがあります。今回は題名に意味を書きませんので、どんな意味か想像してみてください。状況把握力とちょっとした想像力で、意味は自ずと分かってくると思います。

Mentalistから

ジェーンが意識不明で発見されます。救急隊員によるAED(心臓電気ショック)で呼吸は戻りますが、リズボンの呼びかけにも応答はありません。救急隊員はジェーンを担架に乗せた後、周囲にmake a holeと言いながら、救急車にジェーンを運びます。ここでのComing throughは「通るよ」と周りに言っているのですね。make a holeはこのように、救急隊員等が負傷者を運ぶ緊急時に使われることがよくあります。

リズボン: Can you hear me? Jane?

救急隊員: On my count. One, two, three, lift. Coming through. Hey, watch yourselves. Make a hole, make a hole. Coming through.

Mentalist/Season 4/Episode 10

How I Met Your Motherから

テッドは電話でthe window is openとメッセージを受け取ります。すかさず外に飛び出すテッド。入り口で親友リリーに出会うと、the window is openと伝えます。リリーは、それを聞くや否やサッと顔色を変えて、道端を歩いている人々にMake a holeと叫びます。そしてテッド本人には、早く行け、走れです。謎メッセージthe window is openはその後、近所に住む片思いの女性に明日夜予定がないという符丁であることが分かります(笑) テッドはその女性のもとに急ぎ、食事の約束を取ろうとしていたのでした。

テッド: Lily, the window is open.

リリー: Make a hole, people. Run, Ted, run!

How I Met Your Mother/Season 5/Episode 10

まとめ

ちょっと簡単すぎたかもしれませんが、make a holeは「道を開けろ」「そこをどけ」と言っているのでした。Mentalistでは担架で人を運ぶのに通行人が居ては邪魔ですし、How I Met Your Motherでは街なかを走るので衝突しないようにmake a holeと叫んだわけです。

この表現、字句通り訳してみても、人混みに穴を開けろってこと。だから、救急隊員が担架(stretcher)に乗せた負傷者を運ぶ際、周りに集まった野次馬に言うことが多いんです。こういったフレーズは、その状況とmake a holeという意味を考えれば、別に辞書引くこともないくらい意味は明らか。でも、語源を調べると、海軍の潜水艦乗りから来てるとかあって面白い。たしかに、潜水艦の通路は狭いですからね。このイディオムをいくら知らないからと言っても、潜水艦の壁に本当に穴を開けようとした間抜けな海兵隊員は居ないはずです(笑)

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