ドラマの中の英語

The name of the game is communication

I have allergies. / 目にゴミが入っただけ。

人前で涙を見せることは、自分の弱さを晒してしまうこと。だから、それは絶対避けなければならない。特に男の子は・・・。こういうのを文化人類学的に研究すると面白そうですが(もうありそう)、それでも、日常思いがけず涙を見せてしまうのはよくあることです。普段はカミナリ親父なのに、家族で偶然見ていた金曜ロードショーの映画で、感動のあまりちょっと涙ぐんでしまう親父。子どもたちが「親父泣いてるのw」と冷やかすと、返ってくるのが「目にゴミが入っただけ」。 海外ドラマでも、このシチュエーションはよくあるんですけど、言い訳が日本のものとはちょっと異なるのが興味深いところ。ゴミのパターンも数例はありますが、定番なのが表題の「I have allergies.」。涙した理由はアレルギーなんですね。まあ、そういうことにしておきましょう。ちなみに、発音はカタカナだとアレジーなので要注意。今回も海外ドラマのシーンで、この表現がどうやって使われているか見ていきたいと思います。涙の本当の原因は何なんでしょう?

The Big Bang Theoryから

シェルドン以上の天才キム(14歳)が大学にやってきます。かわい子ちゃんを宛てがって、そのキムの気を散らそうとするいつものメンバー。宛てがう女性を物色しているのが下記シーン。レナードが一人の女性を指してどうかと聞くと、ハワードはあのタイプは知ってると、自分の経験を語り出します。どうも過去にハワードは、そのタイプの女の子とデートをしたら仕組まれていて、パンツを脱いだところで、フットボールチーム全員に笑われた経験があるみたい・・・。これは涙なしには語れないストーリーです(笑)

レナード: How about that one?

ハワード: Uh-uh. I know the type. Cheerleader, student council, goes out with jocks. Won't look at anybody in the gifted program. If she does agree to go out, it turns out to be a setup. You're in your mom's car with your pants off while the whole football team laughs.

ラジ: Are you crying?

ハワード: No, I have allergies.

The Big Bang Theory/Season 1/Episode 12

Monkから

恐怖症を克服するセラピーグループに属していた男が、ビルの上から落とされ殺されます。捜査官ランダルは独自の勘を働かせ、犯人は被害者の恐怖症を利用して殺人を起こしていると考えますが、被害者の恐怖症は高さでなく蜘蛛であることが分かります。すると、恐怖症の反対の物を使って殺していると、自身の推理を修正するランダル。あろうことか、犯人をThe Opposite Killerとまで名付ける始末。上司のリーランドは、蜘蛛恐怖症と高さ恐怖症は反対でもなんでもないとしつつ、部下の無能さに泣きたくなってしまいます。涙の理由は、当然アレルギーです(笑)

捜査官ランダル: He's killing people using the opposite of their phobias. The Opposite Killer.

捜査官リーランド: So you're saying that the opposite of a spider is a tall building?

ランダル: What do you think the opposite of a spider is?

リーランド: I have no idea, but it's not a tall building.

ランダル: Mmm, tell that to the Opposite Killer.

ナタリー: Are you crying?

リーランド: No, I have allergies.

Monk/Season 8/Episode 8

まとめ

涙を見せた際のI have allergies.を今回は見てみました。結局、これは涙じゃなく単なるアレルギーという強がりなんですけど、個人的にはアレルギーという弁明が面白いですね。他の文化ではどんなことを理由にするのでしょうか? いずれにせよ、皆さんがふと涙して、しかし涙として取られたくない場合には、I have allergies.を是非とも使ってみて下さい! ハンカチをそっと渡してくれるはずです。